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N2以上の日本語学習者を教えているあなたの力をかしてください

お母さんに「生きがい」をプレゼントしたい。
すごくプライベートな願望、でも世の中にも広がるかもしれないプロジェクト。

N2以上の日本語学習者さんを教えている日本語教師のあなた。

知恵と力をかしてください。

簡単に経緯を話します。



お母さんってだれ

現在、66才。ぼくが小さかった頃は、勉強の大切さを伝えるため、絶対使わない英検3級の勉強を食卓でやって見せるような気骨のある、でも、パッと見どこにでもいる普通のおばあちゃん。
ぼくが病気になる前はパートで元気よく働いてました。が、ぼくが過労で倒れて、実家に戻り、ほぼ寝たきり生活に突入してから、状況が一変。看護に生活を捧げることになります。ぼくが精神的に不安定なこともあり、兄弟でさえ帰省できない状態が何年もつづきました。その間に、ぼくの知らないところで、お母さんの気力が少しずつ削られていきました。


たくさんの支えがあって、ぼくの病気はある程度まで回復しました。
そんな先日、上の空で書き物をしていたお母さんに、

「上の空やね。ぼくも元気になったんやし、外に働きに出てみたら」

と声をかけました。
返ってきた言葉が胸に刺ささりました。


「あんたの病気の介護をしてたやろ。何年も。そのあいだに、外で働きたいとか、どこそこに行ってみようとか、そういう気力がなくなったんよ」


「本を読んだり、パズルをやったりしてても、『あー、こんなんじゃダメになってしまう』とは感じてるんよ。だけど、何をしたらいいのかわからない。自分は誰かの役に立ってるんだ。世の中の役に立ってるんだ。そんな生きがいがほしいん」


お母さんから気力が抜けていました。純粋に歳をとったから、というのもあるでしょう。でもそれとは別に、ぼくの看護で外の世界とつながることが後回しになった結果、どうすれば外の世界と再接続できるのか、ほんの少し、わからなくなっているようでした。

じゃあ、家に引きこもっているか、というとそうでもありません。生きがいを求めて、丸一日使って日帰り旅行に行ったり、友達と外でお茶したり、ボランティア活動を続けたりしています。十分に活動的な部類に入ると思うのですが、とはいえ、上の空になることは多くなっています。

申し訳ない、というのが素直な気持ちです。
同時に、なにかお母さんでもできる「生きがい」をプレゼントできないものかと思考を前に進めました。

衝撃を受けることになる、Zoomオンラインフェス2017


アイデアの種

ふと思い出したニュースがあります。

海外で日本語学習者が増えていて、生徒にたいする先生の絶対数が少なすぎて、先生に質問したくてもできないで困ってる学生さんが特集されていました(その時のものとは違うけど、類似の記事)。知人の笈川さんが中国で日本語教師をやっていることもあって、「この課題、どうにか解決できないかな」と興味が湧きました。

そんな中、2017年夏に田原さんが主催するオンラインフェスに参加。Zoomというアプリを使ったワークショップ。オンライン、短い時間、初対面、なのに、グループ討議でものすごい深いところまで語りあえる。そんな体験をして、思わず背中がゾワゾワとなり、

キラリン

とひらめきます。

田原さんのように、うまく仕組みを作って、質問ができなくて困っている海外の日本語学習者と、生きがいを探しているお母さんとをつなげられないだろうか。日本語練習の場を通じて、学生さんの成長する姿を見たら、お母さんも「生きがい」を感じられるんじゃないだろうか。

試しにお母さんに聞いてみたところ、「そんな場があったら、やってみたい」とのこと。

Language exchangeではない、
「日本にいるおばあちゃん」と「海外にいる孫」という設定。
仮にその場の名前を「おかえり」としよう。
で、どんな形が理想的で、どんな仕組みにするのか。



目指すところと仕組み




「おかえり」の始まりは、学生さんの「ただいま」とお母さんの「おかえり」。
そこから学びの場が始まります。

ポイントは、お母さんも学生も、仲間を作って学びを自己組織化すること。

お母さんが「これは生きがい感じるわ!」と本当に感じたら、友達を誘うでしょう。
そうした「おかえり」仲間が増えると、定期的に集まって、「おかえり」を会話のネタに、お茶を飲んだりしないかな。


学生さんも同じ。

「うちのばあちゃんが、△△が好きでねー」
「おれのおじいさんは〇〇ってアドバイスくれたよ」
って日本語で会話してたら、面白くないですか?
しかも、「おかえり」を継続した暁には、日本に帰省する田舎ができているわけです。

いつの日か、我が家の玄関を開けて「ただいま」という学生さんと、それを「おかえり」って迎えるお母さんがいる光景。実現したら、お母さんも嬉しくなるんじゃないかって。

なので、我が家に1人目の海外孫を迎えたい。



なんで、N2以上の日本語学生さん?

お母さんは普通のおばあちゃんです。
文法の違いや語彙の違いについて説明を求められても、答えられません。
答えられないことがつづくと、誰でも自信がなくなります。生きがいから遠のきます。

現時点での仮説は以下の通りです。

仮説 文法も会話も問題ない、もっと日本人と話す機会が欲しい、習った熟語とかがどこまで通じるのか生の日本人で試したい、というレベルの学生さんはお母さんとの会話に価値を見出す

仮説◆孫、じいちゃんばあちゃん、という設定だと、会話がつっかえたりしても気まずくならずに、お母さんも学生さんも楽しく時間を過ごせる


それと、ぼくの体調の問題。

仮説:言い出しっぺのぼくが、週2時間のコミットでこの仕組みを回せる

相談に乗ってもらっている筒井さんにここまでを話したところ、「日本語の先生がこのプロジェクトに参加するメリットってなんでしょうね」と指摘をいただきました。むむ。たしかに。


そこで、興味をもってここまで読み進めていただいた、
N2以上の学生さんに日本語を教えていらっしゃるあなたに質問です!

Q1:日本語を学生に教える過程で、やりたいけどできていないことはなんですか?
Q2:その中で、日本語を教えたこともない、ぼくのお母さんができそうなことはなんですか?
Q3:それは上記仕組みをどのように運用すれば、実現しそうですか?
Q4:その時の、あなたが具体的にやることとは、どのようなものですか?


ぜひ、教えてください。





おまけ

じつは、検証したい仮説がまだあります。

仮説ぁ団塊の世代は日本語学習者@海外のチューターになれる

この「おかえり」を地元の福祉課市職員さんに話したところ、興味をもっていただけました。なんでも、家で時間を持て余しているパワフルなじいちゃん・ばあちゃんがたくさんいて、シルバー人材センターに登録するものの、仕事がなく、エネルギーのやり場に困っている。のだそうです。

もしかすると、お母さんのような人が日本中にたくさんいるのかもしれません。そうした人の生きる励みに、この「おかえり」がなったらいいな、なんて止めどなく妄想が広がります。。

ですが、その妄想は、おまけ。まずは、海外で日本語を教えている先生にこの「おかえり」の感想を聞いてみたいと思います。


長文、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!


真ん中の青い帽子をかぶったのがぼくです
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