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GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代
評価:
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書評が放置されていた本、第二弾。「ぼくが普段読まなさそうな本をオススメしてくれ!」と言って、紹介してもらいました。

著者によると人間は3タイプに分けられるらしい。

ギバー:人に惜しみなく与える人)
テイカー:真っ先に自分の利益を優先させる人
マッチャー:損得のバランスを考える人

で、世の中で成功(この場合、金を稼いでいる)のはギバーで、世の中で一番損をしているのもギバーとのこと。テイカーは短期的には利益を得るかもしれないけど、成功したいなら、ギバーの爪の垢を煎じて飲め!と書いてある。

しかし、本書は凡百の「自己啓発書」ではない。著者は優れた研究者であり、本書で展開されている議論は、どこをとっても行動科学の理論と実証研究に裏打ちされている。論理が実に頑健だ。その点で本書は、個人的な経験や思いつきで書かれた自己啓発のビジネス書とは一線を画している。



と冒頭には書いてあるんだけれども、キャリアポルノ臭がきつすぎて読み止め、となりました。この本読む人って、マッチャーか一部のテイカーだと思うんだけど、読んだからといって自分が栄えあるギバーになれるわけでもなく。散々事例の間を連れ回して、この著者が何がしたかったんだろうと思った。テイカーの心理描写に熱がこもっている点を見るにつけ、少なくともこの著者はギバーではなく、テイカーなんでしょうか。

ちなみに個人的見解として、トップがギバーであることは短い人生経験の中からも「そうだな」と思います。

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と一年前には書いていたんだけど、その後、メンタリストのDAIGOの書評があって、そっちを見たほうが実際に本を読むより面白いことがわかりましたので、謹んでここに共有させていただきます。
 
 
メンタリストDaiGo×本屋さんTRIP 
メンタリストDaiGoの『選書してみた!』
http://www.honya-trip.jp/column/12/
結婚祝いの品はハズレが多いーーなぜか

 ここで、結婚祝いや出産祝いを贈るときのよくあるジレンマについて考えてみてほしい。受けとる側は「ウィッシュリスト(欲しいものリスト)」に欲しい品を登録している。あなたならリストから選ぶだろうか。それとも、独自の贈り物をするだろうか(アメリカでは祝い事に必要なものを贈ることができるよう、また贈り物が重複しないよう、欲しいものを通知する合理的なシステムがある)。

 ある晩、私の妻が友人への結婚祝いを探していた。彼女は「欲しいものリスト」にはない、何かもっと心のこもった贈り物にしようというのだ。友人はきっと特別な贈り物を喜んでくれるに違いないーー。私は正直「えっ?」と困惑した。その数年前、私たちが結婚祝いをもらったとき、まわりの人がリストから選んだ品ではなく独自に選んだ贈り物をしてくると、妻はたいていガッカリしていたからだ。妻には欲しい品があり、それ以上に気に入る品を贈ってくれる人はまずいないことがわかっていた。自分が受けとる側だったらリストにある品がいいと思うのに、なぜ贈る側になったとたん、独自の贈り物をしたがるのか。
 この謎を解くため、ハーバード大学のフランチェスカ・ジーノとスタンフォード大学のフランク・プリンは、贈る側と受けとる側かそれぞれ、「欲しいものリスト」に載せた贈り物と独白の贈り物にどのような反応を示すかを調べた。そしてわかったのは、贈る側か常に、受けとる側かどれだけリストに載せた品をいいと思っているかを、低く見積もっていたことである。
 ある実験で、両教授は九十人の被験者を雇って、オンラインストアの「アマゾン」から贈り物を送るか、もしくは受けとるかしてもらった。
 受けとる側は二十四時間以内に、二〇〜三〇ドルの価格帯の商品を十個選び、「欲しいものリスト」を作成していた。贈る側は、リストの品を贈る人と独自の品を贈る人に任意で分けられた。贈る側は、受けとる側か独自の贈り物のほうを心がこもっていてよいと思うだろうと考えていた。
 だが実際には、そのまったく反対だったのだ。受けとる側は、独自の贈り物より「欲しいものリスト」の贈り物をもらったほうがはるかにうれしいと思ったのである。これと同じパターンが、友人同士で結婚祝いや出産祝いをやりとりする場合にも見られた。贈る側は独自の贈り物をするほうがいいと考えたのに対し、受けとる側は「欲しいものリスト」にある贈り物のほうを好んだのである。これはなぜなのだろうか。
 調査では、他人の視点から見るといっても、たいていの人は自分のものの考え方から出ることはなく、「この場合、『私』ならどう感じるだろうか」と自問する傾向があることがわかっている。そうやって贈り物をすれば、自分が選んだ品を自分が受けとったときの喜びはイメージできる。
 ただし、これは受けとる側か経験するのと同じ喜びではない。受けとる側は好みが違っているからだ。贈る側の自分は、そのキャンドルスタンドをとても気に入っている。しかし、友人もそのキャンドルスタンドが欲しければ「欲しいものリスト」に登録していたはずである。
 人を真の意味で助けるには、自分のものの見方の外に出なければならない。マイヤーがしたように、こう自問する必要があるのだ。
「この場合、『受けとる側』はどう感じるだろうか」(p150-152)
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