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小説フランス革命11 徳の政治
フランス南部の港湾都市トゥーロンがイギリス軍によって占拠された1793年10月1日からエベール派・ダントン派の処刑が執行された1794年4月5日まで。とにかくギロチン処刑の描写が盛りだくさんなので、一気読みすると吐き気を催す可能性が大。映画「バトルロワイヤル」を見るような感じとでもいおうか。
とにかくこれまで一人称で語られることの多かった主人公級の登場人物が、ばっさばっさといなくなっていく。革命を完了させる(かぎりない権力の分化と富の再分配)、という理想が先行する社会の恐ろしさがひしひしと伝わってくる。

JUGEMテーマ:佐藤賢一
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