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色彩を持たない多崎つくると、
彼の巡礼の年
評価:
村上 春樹
文藝春秋
¥ 1,836
(2013-04-12)
コメント:まあ、とにかく読んでみよう。

最終的には「やられた」と感じた一作。でもまた読もうとは・・現時点では思わない。
作品の概要についてはWikipediaを参照のこと。

そもそも春樹作品が好きではなかったわたくし。最初に読んだのは「東京奇譚集」、かれこれ5年ほど前になるか。

非日常的(つまり文語調)な登場人物たちの言い回し、意図的に作品の前面に出された記号群(まるで「さあ、どんどん消費してくれ」と言わんばかりに)、重々しい話の伏線と格言。そのどれをとっても、「ああ、読むのが面倒くさいや」とぼくは思ってしまう。
特に作品に精巧に配置された記号群を消化するのが一苦労だ。春樹の作品を読むには傍らに常にスマホが欠かせない。出てくる曲、ワインの種類、車の種類、服のブランド。ほんともうめんどくさい。が、その面倒臭さを乗り越えて作品を読み終えると、何とも言えない奥ゆかしさに出会うことになる。
この記号とどう苦闘するかについては、NHK「ニッポン戦後サブカルチャー史 第6回」の「なんとなくクリスタル」注釈論争の部分を参考にどうぞ。
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