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新徴組
評価:
佐藤 賢一
新潮社
¥ 2,100
(2010-08)
コメント:新撰組の兄弟分として誕生した新徴組。時代の波に翻弄されて佐幕派、攘夷派と宗旨替えするなか幕府譜代の庄内藩預かりの処分を受ける。そこには若き天才、藩家老の酒井吉ノ丞による西洋式調練の日々が待っていて、いつしか幕軍最強の軍隊として畏れられるようになって・・・

おもしろかった。たしかにおもしろかったんだけど、ちょっともったいないなという思いもする作品。
時代は江戸末期なんだけど登場人物の台詞が現代語(佐藤賢一節)によりすぎてていまいち感情移入ができない。リアリティが少し欠けているのが残念でした。まっ、後半で泣いちゃいましたけども・・・

主な登場人物は新撰組沖田総司の義兄にして新徴組伍長の沖田林太郎、それから総司に瓜二つの庄内藩家老、天才剣士にして稀代の戦略家酒井吉之丞。吉之丞、なんだか少女マンガに出てきそうなくらい完璧なキャラですが、ほんとうにこんな人がいたんですね。

大河ドラマ「八重の桜」でちょうど会津戦争(戊辰戦争)をとりあつかいますが、庄内藩はその会津藩の同盟藩として東北北部での戊辰戦争を戦い抜きます。ぼろくそに負け続ける友軍の中でなんで庄内藩だけが勝ち続けたのか。それは読んだ人だけ分かります。。
ええ、長州にしても本音はそれですよ。
「尊皇でも、攘夷でもありません。徳川の世を終わらせて、毛利の世を造りたいと、それだけの話なんですよ。それを悪いというつもりはない。むしろ、それだから、もっともらしい言葉はいけないというんです」
「どうして、ですか」
「横着することになるからです。自分が正しいのだと唱え、もって相手をけなしたところで、自分が高まるわけじゃない。相手を低く見るだけだから、自分はひとつも変わっていません。当然ながら相手は折れませんから、結果として争いだけが大きくなる」(113p)
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清河八郎や新徴組のことも若干書きました。土方歳三は松の陰に懐かしい顔を見た。
微笑んで近づくとき殺気を感じて、はっと我に返った。
「そんな筈はない」歳三は抜き打ちの姿勢で身構えた。
よろしければご笑読ください。
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小山啓天 | 2015/02/14 16:20
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