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ローマ人の物語后.罐螢Ε后Εエサル ルゴコン以後
ルビコン川を渡ったカエサルと3月15日の暗殺。第二回三頭政治オクタヴィアヌスの勝利で終わる巻。

下記でも引用してますが、社会が拡大し、格差が大きくなった時に、どうやって共同体を維持していくのか。社会に安定をもたらす中間層をいかに増やすか。現代の政治課題につながるヒントが盛りだくさんです。
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ローマ人の物語検.罐螢Ε后Εエサル ルゴコン以前
題名の通り。ルビコン川を渡る前のカエサルの半生。
前半部で30代までを。後半部でガリア戦役について書かれてます。

本書内にでてきた、スパルタクスとウェルキンゲトリクスについては、佐藤賢一が小説で書いてます。
本書を読み終えた後んぜひご一読を。

剣闘士スパルタクス
カエサルを撃て

 ユニウス・カエサル
「文章は、用いる言葉の選択で決まる。日常使われない言葉や仲間うちでしか通用しない表現は、船が暗礁を避けるのと同じで避けねばならない」(前書きより)


はい。先生。
ローマ人の物語掘‐ー圓虜迷
自衛から始まったポエニ戦役とその後のローマの覇権によって、格差が生じ、社会がきしみ始める。格差を解消するためには、兵役義務のあるローマ市民の生活保障が大事だ!とする「民衆派」グラックス兄弟と、利益再分配に抵抗する「元老院派」との抗争のお話。
いずれのリーダーたちもまるで現代のぼくらのようにマクロな視点で、社会問題を定義できている。インターネットのような情報網もなく、地図も正確でなかった当時において、メタ認知できたって、すごいことですよね。
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ローマ人の物語
共和制ローマの宿敵、ポエニ戦役を中心に、半島国家だったローマが地中海の覇者になるまでの軌跡を解説。
戦史上、欠かすことのできない、「カンナエの戦い」「ザマの戦い」も出てきます。

敗者をめっためったにせず、超寛容な敗戦処理で同盟国を増やしていく、という「穏やかな帝国主義」の凄み、そしてその思想の限界が、ギリシャ・カルタゴの属州となって露呈するわけですが。ローマの覇権のきっかけは、同盟諸国からの援軍要請で、たぶんに自衛権行使の意味合いが強かったのですね。

しかし、ローマの「昨日は敵でも、今日からマブダチな!」の思想ってすごいなと思いました。
普通は勝者総取り(略奪・破壊)が国際政治の原理原則ですからね。
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ローマ人の物語機.蹇璽泙楼貽にして成らず
言わずと知れた塩野七生たんの名著。
大学の専攻がアメリカのゴシック文学で、その背景理解として、「オレたちこそ現代のローマの体現者だ」というアメリカ人の意識について勉強した気がする。

しかし、すごいなと思ったのは、統治のメカニズム。
昨日まで敵だった部族を虐殺や奴隷にするのではなく、市民権を与えて(首長には元老院の席も与えられた)、吸収合体してしまう、ということ。これ、歴史を少しかじっていれば、誰だって驚くシステムだと思うんだけど。侵略した後の占領行政ってとても難しいのだけど、それをうまくやった、というか「占領」はしないのに、自国領が増やしていったローマ人の懐の深さと強かさに関心しきりでした。
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十字軍物語3
評価:
塩野 七生
新潮社
¥ 3,672
(2011-12-01)
コメント:第七回十字軍失敗→マムルーク朝の成立→アッコン陥落(十字軍国家の滅亡)→モンゴル人襲来という流れがよくわかりました。マムルーク朝も、その前のアイユーブ朝も、成立には十字軍が深く関わっていたのね。

塩野七生たんの長h(以下略)。
第三回〜第八回十字軍について書かれている。

すごいと思ったのは神聖ローマ帝国のフリードリッヒ2世
マルチリンガルで現実主義なのは、高校の世界史で習ったけど、一兵も戦闘に巻き込まずに、地中海東海岸の十字軍国家の領土を広げたという事績にただただ驚いた。右手で拳を上げて、左手で握手する、という外交のいろはを忠実に実行した英主だったんだな。

十字軍国家が滅亡するのと入れ替わって、マムルーク朝モンゴル帝国が出てきて、やがて時代はオスマン帝国の出現を待つ、という12〜15世紀くらいまでの大まかな中東史を理解することができました。

十字軍物語2
評価:
塩野七生
新潮社
¥ 2,700
(2011-03-24)
コメント:「テンプル騎士団、ホスピタル騎士団は特殊部隊」というのは目から鱗だった。戦闘に特化した騎士は、なまじの歩兵よりも戦闘力が高いんですなあ。

塩野七生たん長編シリーズその2。

第一回十字軍で中東の建設された十字軍国家がどのようにして衰退していったかが、詳細に描かれている。十字軍国家の奮闘と第二回十字軍がお話のメイン。

サラディンよりもボードワン4世の輝くっぷりに目が眩みました。

美少年で聡明、文武両道だったのが、らい病に侵されて、10代で王位に就き、16歳で10倍以上の敵を蹴散らしたモンザールの戦いとか、なんのRPG?と思いました。

病気が進行するにつれて、馬に体をくくりつけて、戦場を闊歩するとか、どんだけ魂魄で生きていた人だったんだろう。
十字軍物語1
評価:
塩野 七生
新潮社
¥ 2,700
(2010-09-01)
コメント:第一回目の十字軍は皇帝や王ではなく、地方の領主たちが主人公だった。30名そこそこでイェルサレム北部のガラリヤ地方を征覇したタンクレディってすごいな!

塩野七生たんの長編シリーズ。
第一回十字軍の顛末を推論も交えて書いています。

読み進めていて、なぜISがシリアやイラクにこだわるのか、少しわかった気がしました。
アレッポ、ダマスカス、ハマ、モスルなど、ニュースで見た地名が本の中で出てくること出てくること。

中東の今を深く理解したい人にはおすすめです。
日本の歴史をよみなおす(全)
名字の歴史を知りたくて手に取った本。
一年くらい前に読んで、気になるところを抜粋してそのまま放置してました。
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小説フランス革命12 革命の終焉
ダントン派粛清後1794/6/8から同年7/27のテルミドールのクーデターまでの、たった2ヶ月を304ページをつかって濃密に描いたシリーズ最終巻。

ロベスピエールの議会演説文や法律文など、原文を丁寧に掘り起こして引用しているが、内容は非常に観念論的。理念先行で社会運営をしていくと、行き着く先は観念であり、非情な世界であることがわかる。とにかく恐怖政治というものの圧迫感とその下で交差する政治力学の複雑怪奇さがすごい。読んでて、窒息しそう。。
物語後半、市井の現実とのギャップに苦しみながら、一生懸命に理想を語り続けるロベスピエールの後ろ姿がが切なかった。

政治とは理想で現実を引っ張ることだけど、理想に傾斜しすぎると現実に無理な帳尻合わせを強いるし、かといって理想を軽んじて現実の利害調整だけに集中すると、世の中は停滞してよどんでしまう。近代共和制の難産ぶりを読み取れる良書でした。

なお、本作の続編的立ち位置として、デュマ三部作(黒い悪魔、褐色の文豪象牙色の賢者)がある。


          

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