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中国人を対象とした
効果的な音声指導の実践 第二部
coordinator:峯松信明(東京大学大学院・情報理工学系研究科・電子情報学専攻教授)
speaker:笈川幸司(笈川塾/佳思栄(北京)教育諮詢有限公司代表)
guest:劉セイラ(声優)

date & place:2014.10.14 東京大学内会議室にて(告知文



————以下本文、一部校正————

質問:
都内で日本語を教えています。今日はすごい実演的なお話を聞けるということで、とても楽しみにして来ました。ありがとうございました。先生がおっしゃった「褒める」にちょっと被るかもしれませんが。日本語の熟達度がけっこう高くて「そもそもわたしの発音は完璧だわ」みたいな学生がいますよね。「直す必要はない、自分の発音は完璧だ」と思い込んでいるような学生さんに「発音が悪いよ」とはなかなか直接には言えない。以前、そういう学生に少し発音について指摘したことがあったんですが、指摘するとやっぱり本人のモチベーションが下がってしまって、あまりいい結果につながらないような気がしました。

先ほど笈川先生は学生さんを褒めるとのことだったんですけど、それは急にある日、「ねえねえ、もっと発音が良くなったらもっと日本語が良くなると思うよ」みたいな感じできっかけをつくられるのでしょうか。教えてください。よろしくお願いします。

笈川:
ありがとうございます。日本語がとても上手で、「明らかにここの発音が悪い」と言う必要がないような上級レベルの学生ですよね。わたしは発音の指導をしていて色々気づいたことがあります。スピーチコンテストに教え子を参加させたりするんですが、発音が日本人のように綺麗で、アクセントも正しくて、「ほぼ完璧だな」とわたしが思うレベルに達したからといって、その学生がコンテストで優勝したり、いい成績をとるとはかぎらない、ということが経験上分かってきました。

審査員や聴いている皆さんにとって、どんな学生がいい学生なのか。発音が綺麗なことももちろんでしょうけど、それ以上に礼儀正しかったりとか、何て言うんですかね、相手にたいして表情が穏やかですごく親しみやすいとか。そういうことがすごく大切だなと審査を見ていて思いました。これはスピーチコンテストにかぎらず、普通の私生活でも同じだと思うんですね。

わたしのところにも生意気な学生が来るんですけど、色々いるんですよ。ひどい学生は「笈川先生、アドバイスがあります。こうやったほうがお金が儲かると思います」と言ってきたり。本当にそういう学生がいる、本当ですよ!大体、先生にアドバイスしますって言っている段階で、そんなことを言われたら日本人なら怒るはずなんですよ。「アドバイスじゃありません。提案です」とか言い訳もするんですよ。わたしは話し方や意見の言い方も教えてますけど、最後にわたしが教えるのは「最初に意見なんて絶対に言わないでください」ということです。
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中国人を対象とした
効果的な音声指導の実践 第一部
coordinator:峯松信明(東京大学大学院・情報理工学系研究科・電子情報学専攻教授)
speaker:笈川幸司(笈川塾/佳思栄(北京)教育諮詢有限公司代表)
guest:劉セイラ(声優)

date & place:2014.10.14 東京大学内会議室にて(告知文



————以下本文、一部校正————

峯松:
わたしも笈川先生から学びたいですし、先生のアイデアをもっと使って学生の皆さんに何かできればと思います。みなさんも先生から何かコツを盗んでください。それでは笈川先生にこの後2時間話していただきます。今日は日本語学習初級者の方もいらっしゃいます。初級、中級、上級、超上級の方々がいらっしゃいますので、初めに彼らに指導していただいて、そのあとで後ろにいらっしゃる日本人と少し交流しながら話を進めていただきたいと思います。改めまして、笈川先生です。

(会場拍手)
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いまと未来を創る
ソーシャルイノベーション
The Leadership and Leader for Social Innovation
speaker:
Bob Stilger氏The Berkana Institute共同代表)
井上英之氏ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京 代表)

date & place:2010.05.18 日本財団ビル 2階大会議室にて(USTREAM)

Bob
わたしは誰でしょう。この3週間、日本のいろいろなところで会話をしてきました。ですので、わたしが誰だかわからなくなっています(笑)。とてもすばらしい3週間でした。
3週間ほどまえに3・4つのシリーズもののワークショップを行いました。そのあとに京都の清里でワークショップ。3日間で75人の方が参加しましたね。アニー、スーザンとほかのファシリテーターとまじって対話をしました。それからArt of Social Innovation。20〜30代の方が中心でした。そして土曜日にTedex Tokyoで講演をしました。こういうことを経験して私が覚えている範囲で自分のことをお話しましょう。

40年前にいまからの話は始まったといえます。わたしとスーザンは早稲田大学国際部の留学生として来日しました。留学後、アメリカに帰ってからすぐに組織開発のコミュニティーをたちあげました。どういうことをする場か。広い意味ではどのような将来を生きていきたいか、それを実現するためにはどうすればいいか様々な人に考えてもらうコミュニティーでした。たくさんの領域で働いてきました――住宅問題、飢餓問題、児童問題、コミュニティーへの参加問題――様々です。わたしは25年在籍した後こう考えたんです。


世の中に変化をおこせていない


個々のひとのお手伝いはしている。けれども広い意味での世の中の変化を創造すること、これができていない

どういう意味か。地球に対する暴力は高まる一方です。人生の意味がないようなラットレースのような社会がそこにはあります。たくさんのお金をもっている人、ほとんどもっていない人とのギャップが広がっています。そういった物事に対して変化を起こせていない。

この10年間問い続けてきたこと。それはどうすればもう一度ちゃんと機能するコミュニティーをつくれるかということでした。仕事を通じて南アフリカ、ジンバブエ、インド、ブラジルなどモノがなくてもより多くのことができる場所を訪ねてきました。そのなかでずっと問い続けたんです。

-どんなものに価値があるのか
-どんな心理原則が変革をもたらすのか
-どのようにすればこの関係性を作っているSocial Innovationをもつ人同士をつなげらるのか
-どのようにすれば信念をもって取り組む仕事がよりよくなるのか

わたしがこの3週間の経験を通じてワクワクしていることがあります。40年前、いや15年前と比べても「一歩前にでるにはどうすればいいか」、「よりよくするにはどうすればいいか」ということを人々が考えるようになりましたね。さて、ここからわたしの話は始まります。
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日本人学生が見おとりするんだよね、ってコラッ!
“It is our responsibility as lawmakers and educators to make this system work. But it is the responsibility of every citizen to participate in it. “ (Remarks of President Barack Obama – As Prepared for Delivery Address to Joint Session of Congress, 24.2.2009)

――立法者としてまた教育者として、このシステムを運用する責任が私たちにはあります。しかし、これはこの国に集う市民ひとり一人の責任でもあるわけです。(オバマ大統領 2009年一般教書演説、教育改革における一文)


採用の状況が悪化の一途をたどっている。

日経新聞:大学生の就職内定率80% 氷河期下回り最悪に

きょうもお客さんから採用を中止するとの連絡があった。11卒採用は実質内定50%いけばよい、というレベルでおちつくかもしれない。途中で景況が回復したとしても、新卒の採用枠がひろがることはないだろう。企業は教育に手間隙のかかる新卒より、労働市場にあふれかえっている経験者を雇ったほうがコストをおさえられるからだ(※1)。しかし強烈だったのは、きょう打ち合わせにいったさきでのお客さんのことば。

――いやね、このまえインドネシアと中国からきている留学生と面接したんです。で、先週ふつうの面接をやったんだけど、びっくりしちゃってさ。明治(※2)なのに、学校指定でない市販の履歴書をもってきて、しかもそれが書きかけでさ。あぁー、もうこれはダメだとおもいましたよ。MARCHクラスでこの程度なのか。受け答えや言葉遣いもちゃんとできていなくて。日本人をとってコストも時間もかけて育成するメリットってあるんですかね。インドネシアの子の方がしっかりしてるし頼もしいんですよ・・・。
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プロテインバー1本の功罪
JUGEMテーマ:健康


毎週プールに通いはじめた頃、ひとつ問題があった。なにかというと、泳いでいるとよく吐き気をもよおして、身体はつかれていないのに、プールからあがらなければいけない、なんてことがたびたびあった。
たとえば平泳ぎ。水のなかから上にこぎあがるとき。たとえばクロール。水をかくときに、腕の筋肉にひっぱられて胸筋があがるとき。ともに上半身に圧力がかかり胃が圧迫されて「うっ・・・」となるわけ。気持ち悪い、はきそう・・・あがろうかなっ、と。
なんでかなー、どうしたら解決できるかなー。原因をさぐるべく、自分の身体を観察しながら泳ぐうちにわかったんだよね。――ごはんを食べて泳ぐと吐き気をもよおすんだって。
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こどもは自然と人工どっちがワクワクするんだろう
このまえORF2009に遊びにいったときに、コトナのブースでたっくんと話したテーマ。
たぶんだけど、こどもは自然のほうがワクワクするんじゃないかな。なんで?だって、土からはミミズやアリがでてきたりするし、木は季節によって葉っぱをつけたり、落としたりするし、川は光の加減によってキラキラ光ったり、川底が見えたりする。つまり、「変化」に富んでいる。予測できるものも、それよりもはるかに多い量の予測できないものも包摂していて飽きがないよね。
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カタリバ大学 第9講「2050年の日本と世界」

カタリバ大学 第9講「2050年の日本と世界」
speaker:宮台真司氏(首都大学東京教授) × 寺脇研氏(京都造形芸術大学教授、映画評論家)× 鈴木寛氏(文部科学省副大臣)

date & place:2009.10.25
ライセンスアカデミー本社 会議室にて


--アイスブレイク(自己紹介と事前資料についての感想)--

グループ1発表
最近、大阪で実験しているiPhoneの事例の紹介。学生に授業の感想をtwitterで書かせることで、日ごろだせない意見を引き出させる試みがある、というところで時間切れした。

グループ2発表
資料の概要を共有したうえで、制度の枠をこえて、こどもたちに学力以外の教育のチャンス・やりがいをどう与えるか、というところまで考えた

--対談--



寺脇
宮台さんとしりあったのは、生涯学習振興学習の担当をしていたときに、教育大駒場付属高校で、他行の先生方をあつめて、「うちはすごいんだぞ、と自慢する」記念シンポジウムに呼ばれたのがきっかけ。シンポジウムに来てくれという話を聞いたときは、何かの間違いじゃないかと思ったんですが(笑)。登壇して、「ここにいるやつらは馬鹿だ」みたいな話しをして、やはり炎上してしまいました・・・。

宮台
宮台真司と申します。映画評論家・寺脇研さんを知ったのは、高校生のときでした。文部科学省の寺脇研とは、しばらく一致しませんでした。寺脇さんとのベースは、同じ映画好き。そのうえで、教育にたいする考え方があります。
もともと数理社会学、その後は宗教や性愛、少年たちの暴力をあつかいました。90年代のぼくを知っているひとは、ぼくをそういうのを扱っている人と捉えているかもしれないけれど、2000年から政治に携わるようになった。なんで数理社会学かというと、数理に能力があるんだから、それで論文を書きなさい、と教授にいわれて、サブカルを5年ほど、封印していたんですね。

地方の疲弊、例えば92年とか、バブルの崩壊後に百貨店の出店を取りやめた地域を見ていて、そういった現場は買売春、の温床になっていたりして、だから、今回の自民党政権の終わりは必然だったわけです。89年日米協調討議などからはじまった一連の流れから、1992年を境に農村基礎票が一貫して下がっていた。2000年に入ってからは、がたがた。マスコミはバカなので、民主党が風頼みといっていたが、逆。自民党の方が、風頼みだった。
自民党は農村政党だから、農業を重視する、というのではない。国を発展させる時に海外からの移民がだめだから、農村の過剰労働人口をつかって、労働力を確保することにした。その結果、労働人口を捻出した地方には、公共事業をつかって還元する。地方は土木業者ばかりになっていって、農業が空洞化する。すると、どんどん、農村が疲弊して、土木に依存するようになった。つまり、(自民党は)疲弊していく農村を母体に集票していたので、しぼんでいくのは目に見えていたわけです。

80年代から日本の製造業が一人勝ちするようになって、アメリカは知的財産への産業シフトを進めていった、日本の安保タダ乗りは許さないぞ、ということになった。そういった外交補償問題のからみで、「アメリカに守ってもらっているんだから、アメリカの言うことをきこう」という思考停止があって、農村が疲弊していった。89年以降から、アメリカの言うことを聞けば、農業が疲弊する、という図式が進んでいったんですね。

日本の平和主義者の99%は不純物が大量に混じっていて、バカばっかりなんですね。平和主義には帰納的にどう平和を構築するか、という考え方と、ただ「平和がいい」みたいな何も考えていないバカな信仰とがある。
核の傘に意味はあるのか?意味はありません。中国やロシアとのあいだに問題があったときに、アメリカは、中国やロシアに核をうつか。うたないですよ。中国にはアメリカ国債をかってもらっているし、ロシアは資源パートナーとして重要なポジションをしめている。唯一考えられるのは、北朝鮮。だけど、アメリカが核をうってくれるときは、北朝鮮に生物兵器とか色々つかわれた後になるんです。

沖縄基地は何のためにありますか?日本を守るためにあるわけではない。アメリカの北半球の防衛を守るためにあるわけです。過去10年間でアメリカの海外基地の3分の一がなくなった。沖縄の価値が相対的にあがっている。だから、高く売った方がいいとぼくは言っている。

みなさんの思考停止を試してみましょう。
国際社会において、契約の当事者が、事情が変わったから契約をやめる、というのは効かない。だから、政権が変わったから、あれはなしというのはないんです。が、県外移設は、本当はありえない。沖縄県民は県外移設を求めていません。なぜか、基地移設に紐づいて、補助金が増えるからですね。
このことをみなさん知らなかったら、あぶないですよ。日本のバカマスコミやバカテレビを見てるからですよ、知らないのは。

日本はこれから内需経済をまわさないと沈んでしまう。

前原さんの発言。八ツ場ダムなんか早くためてしまえばいい。なんで、マスコミは選挙前にこの事に触れたマニフェストにつっこまなっかたんでしょうね。選挙にかってから、騒ぎ始めた。前原さんの発言で気になるのは、JAL再建の話題です。これはいずれつぶれます。膨大な金がかかりますよ。
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「異文化」の対義語は? → 『自分』

先日、とある教育系NPOのワークショップに参加した。

パンゲア Seminar & Workshop 2009
主催:NPO パンゲア



そこでのグループワークで気付いたこと。
「異文化」は意識の問題で、本質的には個人差をこえた何か―ときに、「文化」とよばれる―は存在しない。同一環境下で、同じ行動をともにすると、個人差でしか、違いはとらえられない。「あいつはスペイン人だから」とか「ムスリムだから」とか、そういったものはナンセンスなつぶやきなんだ。別の言い方をすると、「文化」はぼくとあなたの間にも生ずる。
「文化が違うから」「あのひとは○○だから」といって、思考停止するのではなく、まずは一緒に何かをやってみて、「なぜ、かれ・かんじょはあんなことを言うのか、したのか」を肌で感じてみる、本人にぶつけてみることが大事なんだとおもった。

そんな、気付きをいただきました。

「教育」とのかかわりかた

twwiterのようなつぶやき。
最近、つとおもうのだが、「教育」とのかかわりかたが見えてきた。
「教育」は自分が活動する、メインフィールドではない。


写真出展元

 1.メインフィールドに流れてくる源泉
 →メインフィールドの動きを予測するうえでの推測材料

 2。メインフィールドが流れ行く先
 →メインフィールドで活動した結果を効果検証する場



こんなかんじかな。具体的には、3ヶ月に一回はこどもたちと接する機会をつくろうとおもう。